Thursday, September 24, 2015

シャクシャイン法要祭


23日は、静内で行われた第69回シャクシャイン法要祭に参加しました。
午前はシャクシャイン記念館内で行われたカムイノミにベンサムさん、ケイトさん、島田代表が参加しました。マオリゲストのお二人は島田代表が送られたアイヌの着物をまとい、小山さんが贈られたマタンプシと手甲をつけてカムイノミに参加し祈りを共に捧げました。




午後からは、シャクシャイン像前にて来賓と共にカムイノミが行われました。ベンサムさんとケイトさんもAMOの来賓として参加しました。島田代表は首都圏にアイヌの場所を作るためのチャシ・アンカラの会代表としても参加しました。




ベンサムさんは、ケイトさんとともに来賓として最後にスピーチを行いました。

ベンサムさんは世界の先住民の一人としてその場に集っているアイヌのリーダー達とすべての人々に向けて挨拶をされました。シャクシャインというリーダーはマオリの国にもいることに触れ、シャクシャインへ祝福を述べました。

また、ニュージーランドの植民地化の歴史を語り、平和の名の下でマオリのアオテアロアへイギリスの人々がやってきたこと、それによって様々な喪失を経験したこと、しかし20年程前に謝罪を契機に前に進むことができたこと、その瞬間から「許す」ということが始まったことを語りました。今では和解のプロセスが進んでおり、前向きな動きが起きていることを指摘し、ニュージーランド人としてマオリ文化を紹介するような状況が生まれてきているとお話されました。

ベンサムさんは、スピーチの最後に「アイヌにとって良いことは世界にとっても良いことです」と話され、シャクシャインへ祝福を込めて渾身のハカを披露されました。敵に追われ、「私は死ぬ、私は死ぬ!」と思ったマオリのリーダーが、ある村の女性にかくまわれて命を救われ「私は生きる、私は生きる!」と叫びながら太陽に向かって生きる力に満ち溢れるストーリーを持つハカの踊りは、ベンサムさんからの民族の生き残りをかけて立ち上がったシャクシャインと現代を生きるアイヌ民族への、同じ先住民族からの力強いメッセージでした。


鮭の美味しいお昼ご飯を、島田代表のお兄さんの千吉さんとご一緒しました。千吉さんは私たち一行を心から歓迎してくださり、マオリゲストのお二人に会えたことを心から喜んでくださいました。

午後からは、ハルランナ(餅まき)が行われました。その場に居合わせた人たちが楽しくまかれた餅を拾い合い、人間が楽しければ楽しいほどカムイが喜んでくれるというものだそうです。

その後は再び記念館内でカムイノミが行われ、そののち、先祖供養のイチャルパが記念館横に設けられたヌサ(祭壇)の前で行われました。女性が参加するイチャルパに、島田代表を始めとして首都圏から法要祭に駆けつけたみなさんも共に先祖へ祈りを捧げました。


イチャルパが終わると、記念館前の原っぱで歌と踊りのアイヌ文化交流会が始まりました。平取、襟、新冠、札幌、鵡川、苫小牧、白老、様似、帯広、三石、浦河、阿寒、静内となんと総勢14組もの団体が各地から駆けつけてそれぞれの地方に伝わる歌や踊りを披露しました。観ていた参加者からは、うちの地域とは歌い方が違うね〜などの声が聞こえ、アイヌ民族の多様性が溢れる交流会でした。マオリゲストのお二人も飛び込みで歌を披露し拍手喝采を浴びました。最後にはすべての参加者が輪を作って踊るポロ・リムセが行われたくさんの人で本当に大きな輪が二重になってできあがりました。





その後は、記念館内で懇親交流会が開かれ、各地の人々が飲んだり食べたりしながらにぎやかに談笑しました。

歴史が長く、非常に大きな規模の先祖を供養しアイヌ文化を楽しむ集まりに参加できてとてもよい経験となりました。マオリゲストのお二人も、様々な地域のアイヌに出会い、お話しすることができたことをとても喜んでくださいました。

今まで回った各地でお会いした人々もたくさん参加されていたので、再会も喜ぶことができました。

私たち一行を迎えてくださったシャクシャイン法要祭実行委員会委員長大川勝さんと関係者のみなさま、ありがとうございました。マオリゲストと共に参加できたことは非常に貴重な経験となりプログラムをより充実したものとしてくださいました。ここに感謝いたします。
また、私たち一行を歓迎してくださった千吉さんにも感謝をおくりたいと思います。

次の日は北海道での行程を終え、東京へと移動します。
この10日間の旅も終わりにさしかかっていますが、一人でも多くの方にお会いし、言葉を交わし、最後まで充実したプログラムとなるよう明日からも旅を続けます。



東京では25日18:30からマオリゲストの最後の講演会が明治大学にて行われます。今まで2度ともに大成功をおさめ、参加者に良いインパクトを与えてきたマオリゲストお二人の公演を聞きに、どなた様もふるってご参加ください。



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